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美女と竹林

美女と竹林
森見登美彦
433492624X


日常業務の傍ら、竹林の手入れに行くという体裁をとった虚実入りまじりエッセイ?
幼少時に竹藪の近くに住んでいた頃の蚊とムカデの多さのせいで、竹林に憧れる心境がどうにもわからないという個人的事情はおいといて。

小説よりはファンタジー色のない妄想話という印象だった。
登場人物たちは結構いいキャラしてるなあ。
作家ってそんなに販促活動頑張るものなんだ、という驚きはあった。
取り止めが無さ過ぎて、笑いはあれど面白いかどうかよくわからない。
小説とのギャップをエッセイで楽しむ、という意味では面白味に欠けるかも。
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宮尾 登美子
4120039358

織物に取りつかれたような男の人生と、その周囲の人々を描いた話。
彼の下で働く人々、本妻、妾、仕事を始めたころからの小間使いの女(ずっと想いを寄せている)の
なかなか大変な振り回され方が印象的。
抱えるものが器を越えてしまってる悲劇。とくに仙の立場はよく居られるなと。
出来た登場人物が多いせいか、テーマの割には濃厚さとか迫力は思ったほどではなかった。



福田総理には急に辞めるイメージはなかったな、キレやすそうとは思ってたけど。
今の状況では誰でも同じだろうな。
「あなたとは違って客観的に見れる云々」がギャグに見えないのはこの方のキャラ故か。

おそろし 三島屋変調百物語事始

おそろし 三島屋変調百物語事始
宮部 みゆき
4048738593


人の内にある普遍的な弱さがやがて悲劇を巻き起こし、そのことを気に病んでいる人たちの話。
登場人物たちは決して悪人ではなく、無意識に引いてる線などの心の闇は共感も出来る。だからこそ苦しみ、自己憐憫から現実逃避にも至るという。うまいこといぶり出してるなあ。
一番怖いのはあからさまな悪意ではなく、無意識に逃避する弱さなのだ、という印象を植え付けられる。
テーマがテーマのせいか、某憑物落シリーズの話と言い回しが近い感触。
P4はりせ救出したところ。
面白いことは面白結構笑わせてもらってるが、キャラ設定が狙い過ぎなのは少し鼻につく。
天然で料理苦手な学園のマドンナ・コワモテなホモ疑惑君・三角巾に割烹着なアイドル娘などなど。今のところクマがマッサージチェア座ってる画が一番ウケた。いいキャラしてる。
女子の中で好みぽいのは今のところりせかなと思う辺り、やっぱこれギャルゲーなんだろうな。

夏から夏へ

夏から夏へ
佐藤 多佳子
4087813908

2007年世界陸上大阪大会の、4×100mリレーの観戦記、
そのメンバー+周囲の人々へのインタビュー記事の二部構成。(小説ではありません)

著者がこの競技を好きだというのはよく伝わってきた。
この手の競技にはあまり興味はないのだが(瞬間的に終わってしまうので)
選手本人の言葉+身近な人から見る人物像というのは興味深い。一部の“天才だけの世界”とはまた違う部分が見えてきて。
著者のミーハーな部分が気にならなければ、
『一瞬の風になれ』の空気が好きな人には楽しめると思う。
ちなみに今回の五輪では21・22日のようです、この競技。

なんだかんだでテレビ画面はオリンピックに向いてしまって、ゲームモードではなくなるよなー。
終わったら進むかもP4。

妃は船を沈める

妃は船を沈める
有栖川有栖
4334926185
火村先生と作家アリスコンビの、幕間を挟んだ中編2編。
章ごとのタイトルの付け方は上手いなと思いつつ、話自体は最初から読めてしまう。
1話の方が、探偵役と犯人の対決が面白かった。
動機があまり好みじゃないなー。

ベイジン

ベイジン〈上〉(下)
真山 仁
4492061479

北京五輪に合わせて原発を運転開始させるというビッグプロジェクト。
技術顧問として送り込まれた日本人技術者と、要人の汚職摘発でのし上がってきた共産党委員の二人が主役。

2人の仕事への誇りと、その状況との葛藤が面白かった。
発展途上という状況や精神文化の違いという壁に、ソフト面がついていけない状況。
それが改善の方向の中、次は腐敗社会の弊害が、やがてソフトだけでなくハード面でも障害となって立ちふさっていく。
その中に、撮りたい題材が撮れない記録映画監督の視線が挟まり、中国(だけじゃないが)の言論的タブーもほのめかす。
まずい場面がネットに流れてピンチに陥ったり、アジテーションがあっさり通用したり。
テレビ越しに見る場面がどこかリアルに想像できる。
富裕層とそうでない者が互いに“別の国民”な中国と、格差拡大進行が見えてる最中の日本人のいう“希望”の違いが印象的だった。
その言葉と裏腹に、示唆されるのは明るい結末ではないところが尾を引く。

Story Seller

Story Seller (ストーリーセラー) 2008年 05月号 [雑誌]
B0016IWPO4


春頃出た物のようだ。
好きな作家さんが何人かいるので読んでみたが、どれもいつものテイストで読みやすいものが多かった。
有川氏の本と同タイトルの話は、誰かの実体験使ってるのかなとも思ってみたり。
これなら買ってても元取れたかな。

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